【映画感想】高速ばあば【primevideo】
タイトル『高速ばあば』(2013年)
監督:内藤瑛亮
出演者:未来穂香
北山詩織
後藤郁
岡田義徳
中村愛美
ジャンル:ホラー、B級、玄人向け
評価:50点
いかにもB級映画!って感じのタイトル!
バーチャルユーチューバーの金剛いろはちゃんがオススメしていた映画です!
題材は有名?な都市伝説"ターボばあちゃん"です!
知らんがなって人向けに超簡単に説明すると、
「自動車と並走して走るばばあがいるぞ!!」
っていう感じの怖がればいいのか笑えばいいのかよくわからない都市伝説です。
とはいえ、実際に自分が走らせている車と同じ速度で走るおばあちゃんがいたら怖いですよねw
それを踏まえたうえで、今作はそれはそれはスピーディなおばあちゃんが活躍するのだろうなあ・・・!!
・・・と思っていた時期が僕にもありました。
おばあちゃん・・・めちゃくちゃ人並みの速さやん!!!
イメージとしては、時代劇とかで着物の女性が歩くとき、着物を崩さないためにすり足で歩くじゃないですか。そのすり足をめちゃくちゃ早く動かしてる感じですね!(分かりにくいか)
たしかにおばあちゃんにしては早いけども!高速かと言われると首を捻らざるをえない・・・w
少なくとも題名の『高速ばあば』、都市伝説の『ターボばあちゃん』から受けたスピード感は無いですね。
突っ込みどころは他にもいろいろありますが、とりあえず置いておいて・・・掘り下げた感想をいくつかポイントに分けて言います。
①女の子がかわいい!
はい。標記の通りです。女の子がかわいい!(大事なことなので2回言いました。)
最初、仲が悪かった3人組アイドルが高速ばあばの呪いを通して絆を深めていく姿なんか、なんだか心を打たれるような気がしてきます・・・。
まあバッドエンドなんだけどねwww
②グロイ描写
B級ならではのやたら過激な表現が今作にも見られます。
怖いというより、痛い!とか気持ち悪い!と感じるシーンのが多かった気がします。(釘を踏み抜いて足を貫通するシーンとか、かさぶたをめちゃくちゃ剥ぐシーンとか・・・)
そこもB級の魅力なのでしょうが・・・。生理的に嫌悪感を抱いてしまうあたり、まだまだ修行が足りませんね。
そのほか、感じたことは、バッドエンドにする必要はあったのかってとこですね。
最後、3人のうち唯一生き残ったと思われたアイドルのもとに、再び高速ばあばが現れるのですが、僕はてっきり、呪いを完全に解くために現れたのだと思いました。
そのアイドルは生還の代償として頬に癒えることのない傷(呪い)を受けていたのですが、高速ばあばはその傷の部分に自分の唇を当て、何かを吸い出し始めます。
「おお、これは呪いを吸い出して一件落着なのでは!」
とにわかに期待が高まります!
何かを吸い出し終わり、高速ばあばはどこかへ走り去っていく!
そして、その場には呪いが消え、綺麗な顔を取り戻したアイドルの姿が・・・!
「おばあちゃん、ありがとう!!!」
なんて展開を期待していたんですが!!!
実際は、おばあちゃんの様に干からびた、無残なアイドルの姿が映し出され、高速ばあばは今日もどこかで元気に走っている・・・。といった感じのバッドエンドでしたね。
めちゃくちゃ心がスッキリしない展開ですわ。
総評すると、B級映画好きにはオススメするけど、僕のような一般人にはきつい映画かなというところですかね。
突っ込みどころ満載なので、そこを全力で楽しめるかどうかで面白さが変わる映画だと思いました!